…過ぎ去 り行きし 年月も何 のその、 青年同様 に若やい だ語り口 の韻律が …、私
の脳裏に 燻る憂い を吹き飛 した。明 るい雰囲 気が広が ると気分 は弾み、 師弟の
誓いを結 んだ昔が 懐かしく …、今更 のように 手を執っ た二人の 胸は激し く脈打
っていた …。思え ば、意外 にも初め ての握手 だったが …、「こ れからも …お互
いに頑張 りましょ う…」更 なる成功 と飛躍を 呼び合う …乾杯の 美酒は、 私を蕩
けるよう な陶酔の 境地にし てくれた 。九死に 一生を得 た…あの 「湘桂作 戦」当
時の壮烈 な話も飛 びだした が、戦後 の苦闘を 幾たびか 浴びてき た二人に しては
…未だ未 だ野性味 が残って いる証左 だった。                   
 …それ からの月 日は…、 立場こそ 異なるが 、両者の 真価を問 われる… 「正念
場」とな った…。 {銀八び らき|目 次へ}